③NINライブレポ 大阪
1.HOME
重厚でメロディアス。 トレントを「清濁あわせもった」と友人が表現したが
その通りの素晴らしい曲。
1曲目ながら、わりとしんみりじっくり聴かせてくれた。
切れ目のないロビンのリフ・ワークで私たちは別の世界に行く。やばい・・・
じわーっとラストのくだりを堪能していたら・・・いきなりアイランのスネアが暴れだした!
2.1,000,000
聴きなれたイントロなのに「え?え?」と大阪の女性陣と顔を見合わせる。
うっそー!マジー!ぎゃあ~~~!!
私、この瞬間を1年前から待っておりました。これ生で聴けなかったら
オラ、アメリカ大陸さ行ぐだあ~
私ってこんなに跳躍力あったっけか。マサイ族もびっくりだ。
足痛いんじゃなかったっけか??
イントロのリフのあいだじゅう、じーっとロビンの指先を見ていた。
この至福、どうしてくれようか。おお神よ!ガッデム!ちびるぜ。
ロビンは顔色ひとつ変えず、職人ワザの展開をガッツリ見せてくれた。
レスポールがこんなに似会う人そうそういない。
お願い~誰か彼のカスタム作ってー
3.TERRIBLE LIE
おおー、昨日のリベンジの時間がやってまいりました。
せっかくのTERRIBLE LIE(笑)でノレなかった私・・・今日はしっかり叫びましたとさ。
ロビンは思わずひたいの汗を拭き「あついっ」と言っていた(ように見えた)。
4.DISCIPLINE
うっそー!マジー!ぎゃあ~~~!!パート2.でございます。
もう、この曲おかずにどんぶりメシ食えるくらい好き。ほんと大阪来てよかった~
ロビンはこの日、フレンチスリーブのベストにオフホワイトのパンツ。
ゴールドのレスポールがバッチリ映えて神々しくもありました。
リハDVDで観るより音がラフな印象。軽いというのかな・・・
コーラスに入り観客大合唱。 ロビンの裏声も最後は叫びになり、爆走。
5.MARCH OF THE PIGS
この変拍子はねんざを触発しますね、ははは。また足の具合が悪い。
昨日は気づかなかったけど、ロビンのマーチダンスが炸裂。
ペットボトルを撒き散らすパフォーマンスも見られて満足。
ブレイクのセリフ、この日はトレントはナゼか異常に長くモソモソしてて、
最初は「きゃー」なんて言ってたファンもあんまりモソモソが長くなったら
「ん?なんだ?なにが言いたいの?」とあきれ気味に。
ただでさえハナ声なんだから・・・トレントオチャメです。
そしてなんと!
ロブ・シェリダン(NINのおかかえカメラマン)が私の前を行ったり来たりして
パチリしまくってる。
うわ~ロブだあ~、童顔~
あのさあ、今じゃなけりゃあんたと絶対友達になりたいんだけどさ、
いま本番中だからさ、ちょ、ちょっと、ロビンが見えないからさ、
すまんけどさ、ちょっと首を右によけてえ~!
6.SOMETHING I CAN NEVER HAVE
ずーっと聴きたかったもの、観たかったものがどんどんステージで繰り広げられる。
この日最初の泣き。これ、歌ってくれてありがとう。
トレントがひとりぼっちで、つぶやくように丁寧に歌う。
この時間、このライブは攻撃的なロックライブではなく、あたたかい集会のようだった。
いい悪いはわからない。が、そんなふうに時はすぎてく。
7.THE BECOMING
どうしてこうも観たいものをやってくれるのか。私用のライブか?
ロビンがあっという間にアコギに持ちかえ怒涛の変拍子ワールドへ。
このリズム隊のかっこよさ。ジャスティンがかすかに左サイドに見える。
ジャスティンは昨年のNORTH AMERICA TOURの途中から、がらっと印象が変わった。
化けたのだ、もちろんいい方向に。
NINのツアーメンバーなんてお金のために、名声のために引き受けていると言われても
もしかしたらわりと当たってるかもしれぬー・・・ロビンもね。
しかし、ジャスティンはなんだかそのあたり、ちょっと心づもりが違うような、
全く違う意識のベクトルで加わっている感があり、またそれが今のNINを
いい感じに面白くしていると思う。
NINにいる以上、どんな楽器も演奏しなくてはいけないし、キャリアを積むという
意味ではNINのツアーメンバーという立場は、バンドのいわゆる正式メンバー
という立ち位置よりずっと過酷で不安定で、ストレスの多い仕事なんじゃないかな・・・
残念ながらアイランは全く視界になく、スクリーンで確認する。
21歳になったばかりのアイラン。どれほど努力しただろう、彼。
この数ヶ月で人生が変わったアイラン。
この曲はメンバー全員の緊張感が伝わってくるナンバー。
最近ではエンジニアのトラブルでギターが聞こえず、ロビンが激怒してラストを待たず
ステージ上でアコギをぶったぎるという事件もあった。
普段おとなしい人が怒るとほんと怖いっていう・・・(笑)
ロビン、ほんまに本気で男やでー! Oh, YES!
8.HEAD DOWN
うっそー!マジー!ぎゃあ~~~!!パート3.でございます。
この曲をやるとは予想していなかった。むしろライブならこれより『ECHOPLEX』かなと。
しかしなー、ダン・エレクトロを弾くロビンも観られるとは・・・
うわーん、カンゲキだ。
これもやはり昨年より音が軽い印象を受けた。熟してきたというべきなのかな。
まあ、アレッサンドロがいない分違いは否めない。
リフが重なるたびにロビンの動きが最高潮に達していきます。
トレントは相変わらず赤黒いです(笑)・・・んで、タンバリン投げた!(爆笑)
9.BURN
うっそー!マジー!ぎゃあ~~~!!パート4.でございます。
ピコピコイントロから観客はぶっ壊れました。
メンバーはわりと落ち着いた演奏だったが、ラストのトレントとロビンのギターバトルでは、
ひきこもりのように弾くロビンに「オメー、オレのケンカ買わねーっつのか」と言わん
ばかりに、トレントがロビンのマイクを足でブッ倒し、至近距離でバトルに入る。
一瞬、また虐待再発か!?と思われたが(笑)。
この場面、私の位置からは一枚の絵のような完璧なアングルで、脳裏に焼き付けた
というのはこういうことを言います、って感じで観ていたのだった。
10.NON-ENTITY
クールダウン。 だいぶ陽が落ちてきて気持ちのよい風が吹いてきた。
よく考えると、NINのバラードは風がよくにあう。
ロビンはサイドで鍵盤を静かに弾く。
トレントはやはり、大事に、大事に、歌を歌う。
私たちはじっくり、じっくり、聴き入る。
11.WISH
12.THE HAND THAT FEEDS
13.HEAD LIKE A HOLE
何がなんだかワケわからん怒涛の3曲。ブチギレですわ。
天気のせいか昨日より断然派手な動きのトレント、手拍子をあおる回数がとても多く、
なんだかほのぼのとした場面が目立つ。素直に楽しい。
そして、
どどー!!っと盛り上がっているのだけれど
「本当のラスト」に近づいているのがわかるので、もうここでまわりは号泣。
泣くと観られないから、とがんばったが、私ももうダメだった。
「WAVE GOODBYE TOUR 09-JAPAN」 ・・・さようならが、近づいている。
14.HURT
歌う前にトレントは空を指さした。
「ここに来られてよかった。最後のライブありがとう。見て、すごい夕日。
こんな風景で歌えて、サイコーだ」 と、モソモソ言った。
振り返ると、360度すばらしい夕焼け雲!!
やさしい風と「トレントー!!」という歓声のなか、最後に丁寧に、大事そうに
夕日に向かって彼はこの歌を歌った。
その隣で、天を仰ぎ目を閉じたままのロビンが、
ひたすらギターを抱きしめるように弾いていた。
ラスト。
歌い終わったトレントは深々とお辞儀をして、短い腕を高く挙げ「Thank you」と叫んだ。
トレント、20年間お疲れ様でした。 ありがとー (ちょっと痩せろよー)
メンバーが順に深くお辞儀をして去っていく。
アイランありがとー (ごめんみれなかったよー)
ジャスティンありがとー (今の髪型のほうが似合ってるよー)
そして・・・ロビンが残された。
エフェクタを操作して(最後のサスティンのため)、彼はギターを弾きながら
やっぱり深々と一礼。 そして消えていった。ちょっとだけ微笑を残して。
ロビンありがとー (行かないでえええええ~~!!!)
しばらくの間、ステージにはファズったギター音だけが鳴りひびいていた
そのうち
ひずんだ音はゆーっくりと
単音になり
そして消えていった
● ● ●
しゃがみこんだまま、数分が経っていたと思う。
ハッと我にかえると客が残っている。アンコールなしとわかってるのに拍手が止まない。
誰も動かないのだ。なになに、これどーなっちゃうの?
しまいにはマイケミのファンがどしどしやってきて、ガツン!と脇から入ってきた。
目で「もう終わったんだよ、どけ!」と言っていた。
マイケミファンを批判するつもりは全くない。そりゃ邪魔だろうよ、ってな感じだったからね、実際。
振り返って大阪の女性陣を見ると、ボロボロに泣いて呆然としている。
正直、驚いたのだが私も気持ちは同じ、素直になればいいと思った。
私も「どうもありがとう」と言うのがせいいっぱいで、みんなと握手をさせてもらって別れた。
涙を拭きながらステージを後にし歩いていると、
白人の男の子が嗚咽しながら私を追い越して走っていったのは、ちょっと笑えました。
NINE INCH NAILS Aug.8 2009 SUMMER SONIC-OSAKA SETLIST
1. HOME
2. 1,000,000
3. TERRIBLE LIE
4. DISCIPLINE
5. MARCH OF THE PIGS
6. SOMETHING I CAN NEVER HAVE
7. THE BECOMING
8. HEAD DOWN
9. BURN
10.NON-ENTITY
11.WISH
12.THE HAND THAT FEEDS
13.HEAD LIKE A HOLE
14.HURT
NINE INCH NAILS
(WAVE GOODBYE TOUR 09 2009.2~)
(LtoR) Ilan Rubin (dr,key,etc.)
Robin Finck (g,cho,key,horn,etc.)
Trent Reznor (vo,g,key,etc.)
Justin meldal -Johnsen (b,key,etc.)
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